50歳前後に肩の痛みと運動障害が起こるものを総称して五十肩と呼びますが、五十肩の中には実際にはいろいろな疾患が含まれます。
画像上明らかな原因が指摘できるものは教科書的な治療で比較的よく治りますが、画像上明らかな損傷が無くても痛みが続いたり、肩が固まって動かなくなってしまうものが有り、そのような場合、教科書的な治療では残念ながら自然経過を大きく変えることはできません。
教科書的には肩を自分で動かすエクササイズや筋トレを薦められますが、痛みを伴う場合はむしろ逆効果ですし、原因が分からないままエクササイズをしても確実な改善は期待できません。まずは原因を正しく診断し、それに対して特異的にアプローチしていく治療ができなくては治癒を望めず、画像で異常がない場合は高い診断能力と治療スキルを要すると考えます。
根本的な治療をしなければ痛みが取れても、動きの制限が残るのが特徴です。
五十肩の対策で、自分でできるリハビリテーションとしては、
・仰向けで痛くないほうの手で肩が痛い側の手首を握り、頭のほうへ上げる。
・四つん這いになり、お尻を足のほうへ下げて行き、肩を挙上させる。
・テーブルと平行に腰をかけ、布やタオルなどでテーブルを拭く要領で、体を前屈させ、肩を挙上させ、今度は肘を引いて手を体側までゆっくりと引いてくる。
・手首に1〜2キロの重りを付け、前かがみで上肢を振り子状に運動させる。
・・などの方法があります。いずれも、肩の筋肉を使わずに肩を動かすことが重要です。一度試してはいかがでしょうか?
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